中小企業診断士で本当に高収入求人に巡り合えるのか

高収入求人にありつける資格として、中小企業診断士が挙げられていますが、一体どういった仕事をするのか、知りたいという方もいらっしゃることでしょう。

中小企業診断士の重要な仕事として、経営支援協力事業といったものが挙げられています。ここでは、経営支援協力事業について掘り下げていきます。

経営支援協力事業とは?

経営支援協力事業というのは、主に中小企業支援機関が実施している事業。更に中小企業の経営改善を行っている金融機関が行っているリレーションシップバンキング。

中小企業再生支援、国際協力といった4本の事業への協力のことを言っています。他にも、苦戦を強いられている農林業の経営アドバイス。

これから需要が高まっていくとされている医療福祉分野の経営アドバイスといったものにまで、活動範囲が広がっているのが現状です。

支援機関が行っている事業は多々ある

中小企業を支援している事業なんてそんなにもあるもの?という疑問をお持ちの方は多いことでしょう。いざ、中小企業診断士の資格を取得しても、活躍出来る場所がなければ、宝の持ち腐れですからね。

しかしながら、一般的な会社員などの立場だから知らないだけで、中小企業の経営支援などを行っている事業は、現在沢山に存在しています。

支援機関に関しても、国が主導しているものはもちろん、各都道府県や、更に各都道府県に設置されている中小企業・ベンチャービジネス支援センター。

独立行政法人、各商工会議所、商工会、中小企業団体中央会といった機関がさまざまな支援事業を行っています。ですから、活躍できるフィールドは、想像している以上に沢山存在しているため、高収入も期待できる状況になっているのです。

高収入求人につながる中小企業診断士取得までの流れ

高収入求人につながる資格の一つとして、中小企業診断士をあげる方は多いです。合格率が20パーセント前後と低く、試験も2次試験までの2回。

更にその後の研修まで存在するため、軽々しくチャレンジする資格ではなく、本気で取得に向けて動かなければならない資格が中小企業診断士と言われています。

ここでは、中小企業診断士資格取得までの流れを紹介します。

試験申し込みから合格まで

まず5月から6月までに試験申し込みの手続きを行っておく必要があります。具体的には、受験手数料を支払って、必要事項を記入し、受験申込を行うわけです。

1次試験の実施は8月になるのですが、3ヶ月前からの申し込みになりますから、忘れないようにしましょう。さて、1次試験ですが、7つのジャンルの試験科目の中から出題され、2日間に渡って行われます。

毎年合格率は変動しますが、10パーセントから20パーセントと決して高くない合格率ですから、きっちりと勉強をすることが大事です。

8月から9月の間に1次試験の合格発表がされますから、合格者はこの期間で2次試験の申し込みを行います。そして10月。2次試験の筆記試験が行われます。

12月には、2次筆記試験の合格者のみがチャレンジできる口述試験が行われます。そして12月中に合格発表がされ、その後に15日間の研修を経て、ようやく中小企業診断士と名乗ることが許されるのです。

まさに試験だけでも1年間を費やすことになります。

資格取得まで時間が掛かるため、受験者数が伸び悩む

このように中小企業診断士の資格取得までに至るには、1年間という長い期間を有することになります。更に難易度の高さから勉強期間は1年から2年。

最短でも合計で2年掛かりますから、確実なリターンはあるにも関わらず、受験者数が頭打ちになっている理由なのです。

高収入求人につながる中小企業診断士の受験資格は?

高収入求人にありつけると言われている資格の中でも、難易度が高く、しかも取得後のリターン額が大きいのが中小企業診断士です。

中小企業診断士って誰でも試験を受けることが出来るの?という疑問を持つのは当然でしょう。医師国家資格などのように、医学部を6年間通わなければ、試験を受けることすら出来ないというものもあります。

ここでは、中小企業診断士の受験資格について紹介します。

1次試験の受験資格

中小企業診断士の試験は難しいと言われていますが、1次試験に関しては十分に時間的猶予が配慮されています。全科目の中で、3年以内に7科目を合格すると、1次試験は突破出来るとされています。

また、

  • 大学で経済学の教授や助教授の経験が3年以上ある方。
  • 経済学博士であること。
  • 不動産鑑定士、不動産鑑定士補の資格保有者。
  • 公認会計士、会計士補の資格を有している者。
  • 税理士や技術士の資格を有しているもの。

このような条件を満たしている方であれば、一部の筆記試験科目が免除になります。

合格基準について

中小企業診断士の合格基準についてですが、1次試験に関しては、60パーセント以上の得点率であること。更に、1科目でも満点の40パーセント未満でないことが条件です。

科目の合格は、60パーセント以上の得点で合格と判断されます。2次試験に関しては、総得点の60パーセント以上の得点率であること。

更に1科目でも満点の40パーセント未満ではないこと。2次試験の2次ともいうべき、口述試験に関しても、評定が60パーセント以上であることが条件となってきます。

『高収入求人につながる中小企業診断士の受験資格は?』のまとめ

中小企業診断士は、年齢や学歴等に制限はなく、誰でも受験することが出来ます。1次試験などには、職業や取得資格によって免除制度が設けられている他、全科目中7科目を3年内に合格すれば、1次試験突破とみなされる時間的猶予が設けられています。

高収入求人が期待できるのに受験者が増えないのは?

高収入求人に結びつく資格として、中小企業診断士がここ10年前後で注目されています。ただ、明確にキャリアアップが出来るということが分かっていながらも、実際に中小企業診断士試験を受験する方の数は、伸び悩んでいる状況です。

中小企業診断士の受験者数がイマイチ増えない理由としては、その難易度の高さが影響しているとされています。ここでは、中小企業診断士の難易度について紹介します。

リターンは確実にあるのに…

中小企業診断士の資格を取得した方の平均年収は800万円から1000万円とかなり高額な状況です。この情報は、当然にキャリアアップのために新しい資格取得を目指している方にももたらされています。

それにも関わらず、どうして中小企業診断士の受験者数が増えないのか。それは、やはりリターンは確実にあるものの、取得までの難易度が高いということに尽きます。

中小企業診断士の難易度

中小企業診断士の難易度ですが、7つの幅広いジャンルの知識を求められます。しかもこれが1次試験のみの話。その上で口述試験を含む2次試験を突破する必要があるのです。

この合格率に関しては、1次も2次も10パーセントから20パーセントと低く、他の高収入求人を目指せる各種資格と比較しても、かなり難易度は高めと言わざるを得ません。

中小企業診断士取得に掛かるコスト

中小企業診断士に掛かるコストはどのくらいなのでしょうか。まず1次試験と2次試験の両方に1万4400円の受験費用が掛かります。

更に独学ではなく、通信講座や学校などの専門機関を使って勉強をするとなった場合には、平均で20万円から30万円前後のコストが掛かるとされています。

『高収入求人が期待できるのに受験者が増えないのは?』のまとめ

中小企業診断士は確実なリターンがあるにも関わらず、受験者数が増えない。その理由は、難易度の高さであり、2回の難易度の高い試験にパスをすること。

またその後の実習をクリアして始めて資格取得となるため、資格取得までの労力の高さが受験者数が少ない理由といえるでしょう。